言葉にできない。

「みっともなかったですか・・・?」

「ううん、そういう意味じゃないよ。」

「じゃあ、何で?」


・・・なんでかな。構いたくなったってのもあるんだけど。


「ほっといたらずっとそのままだろうなぁって思ったから。
それと。もっときちんとしたら東條さんってイケメンだろうなぁっていうあたしの欲望??みたいな。」


そう言うと、彼はふぅ、と息を吐いてから大神君に頭を下げた。

< 86 / 238 >

この作品をシェア

pagetop