言葉にできない。

「なんか、スカスカする。久しぶりかも、こんなに短くしたの。」


首元を手で摩りながら、東條さんは照れ臭そうに笑う。

そんな他愛の無い仕草に、さっきからあたしの心は持って行かれちゃってる。


やばいじゃん。


自分で墓穴掘ってどうすんの、千鳥。



< 89 / 238 >

この作品をシェア

pagetop