言葉にできない。

低い声でそう言われた。


アパートに帰るなり、あたしの部屋に東條さんはあたしを押し込む。



「何考えてんの?俺が鈍いから気付かないとでも思った?」

そして壁際にあたしの身体を押し付けそう低く唸る。


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