明日、別れましょう





意地悪く思った刹那、爽汰の目がぱっちり開いた。






視線が絡む。







その瞬間──







爽汰がふにゃりと笑うから。

その顔があまりにも可愛くて、咄嗟に手を離して顔を背ける。









長年一緒にいるけど、寝起きの顔だけは全然慣れない。

可愛くて、ドキッてする。





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