ツンデレな彼と甘キュン社内恋愛
「あ、青井くん」
「……」
また無視?名前まで呼んでるのに…。
その態度にさすがにムッとして近付き、横からその顔を覗き込む。が、そこにあったのは伏せられた睫毛と小さく聞こえる寝息。
「…?」
その様子から彼は眠っているのだと知る。
青井くんって、居眠りするんだ…。珍しいものを見た気分でデスクの上を見ると、積み上げられたディスクや書類たち。
仕事量、すごいなぁ。
そういえば青井くんって、仕事早いからって急ぎの仕事もよく回されてくるもんね…もしかして昨夜も徹夜だったのかな?
あれ、ってことはさっきも今も無視したわけではない…?
「…ん、」
「あ…起きた?」
「……」
そう見ていると、青井くんはそっと目を覚ましボーッとこちらを見る。