ツンデレな彼と甘キュン社内恋愛
翌日のお昼。休憩時間で人の行き交う休憩室で、私はお財布片手に自販機の前に立っていた。
お茶、冷たいのと温かいのどっちにしよう…。
小銭を入れボタンが光り出してから指先は迷い出す。お茶の缶の隣には、並ぶオレンジジュースの缶。
あ…青井くんがよく飲んでるやつ。
あれから意識して見てみれば、本当に彼はしょっちゅうオレンジジュースを飲んでいることに気づいた。
昨夜もどうやら泊まり込んでの徹夜だったらしく、デスクの上にはオレンジジュースの空き缶が大量にたまっていたし…
今朝は余程限界だったのか、『午後からの勤務にする』と言って部屋の壁際に置かれている仮眠用の小さなソファで眠っていた。