ツンデレな彼と甘キュン社内恋愛
「けど青井といると原はますます小さく見えるなー」
「失礼な!」
「うん。俺も時々、原さんくらいなら踏み潰せる気がする」
「青井くん!?」
「青井は真顔でそういうこと言う所が本気に感じるよねー」
小さく口を動かして言ってのける青井くんに、雛ちゃんたちは楽しげに笑ってじゃあねとその場を歩き出す。
仲良く指を絡めあって、短いお昼休憩も二人で過ごすのだろう二人に、その場に残された私と青井くんはその後ろ姿を見つめた。
「速水さんの彼女って、原さんの友達だったんだ」
「うん。あの二人もう付き合って3年だって、長いよねぇ」
「へー…友達なら、スカートの長さ注意してあげた方がいいんじゃない。時々中見えてるから」
「え!?そうなの!?」
「…さすがに速水さんには言えないしね」
「……」
確かに雛ちゃんのスカートはいつも短いからなぁ…男の子なら目がいっちゃうかもしれない。