ツンデレな彼と甘キュン社内恋愛
「っ…!?キャー!!あっ青井くん!?いきなり何!!?」
い、いきなり押し倒してくるなんて…何事!?しかもこんな所で…!!
あまりに突然の出来事に一気にバクバクと鳴り出す心臓。どうしよう、どうしようとパニックになりながらもふと気付く。触れる彼の体が、洋服越しにもわかるほど熱いこと。
「…ごめ、…原さん」
その体温とぜぇぜぇと苦しそうな声から悟るのは、どうやら彼には高熱があるらしいこと。
ってことはつまり私、押し倒されたっていうより押し潰されてる…!?
「あっ青井くん大丈夫!?今誰か呼んで…って重い!動けない!」
「ちょっと美紅、何さっきの悲鳴ー…ってキャー!青井何してるの!!?」
「あっ雛ちゃん!ちょうどいいところにっ…誰か男性陣呼んできてー!」
「誰かー!青井が美紅を襲ってるー!!」
「って、ちがーう!!」