愛を知らないあなたに
おかしい・・・というか、どういうこと?
鬼は、神社の中に住んでるってか?
というかあたし、一体何をどうしてここまで来たんだ・・・。
むむむと首を捻りながらも勝手に奥へと進んだ。
だって気になるし。
あたしけっこう好奇心旺盛なんだよね~。
なんて暢気に思いながら、入り口に手をかけたとき。
「何をしている、生贄。」
低い声が聞こえた。
何の感情も込められていない――絶対零度の声。
あたしは視線を真っ直ぐに後ろに向けた。
あたしの数メートル後方には。
「鬼、さん・・・。」
あたしを冷たく見据える、鬼がいた。
鬼は、神社の中に住んでるってか?
というかあたし、一体何をどうしてここまで来たんだ・・・。
むむむと首を捻りながらも勝手に奥へと進んだ。
だって気になるし。
あたしけっこう好奇心旺盛なんだよね~。
なんて暢気に思いながら、入り口に手をかけたとき。
「何をしている、生贄。」
低い声が聞こえた。
何の感情も込められていない――絶対零度の声。
あたしは視線を真っ直ぐに後ろに向けた。
あたしの数メートル後方には。
「鬼、さん・・・。」
あたしを冷たく見据える、鬼がいた。