愛を知らないあなたに
久しぶりの、真っ直ぐな・・・

射るような鋭い視線に、ドキリと胸がなる。













「俺は・・・



お前を食おうとしないだろうからだ。」











―――――・・・・・・え?




「えぇっ!?

それって一体どういうことですか!?」


「言った通りだ。」


「え、だって、そんな・・・なんで・・・・・・。」


「さあな。」



あたしの質問にそう返し。


琥珀様はあたしから離れて、神社の奥の方へと去って行った。




あたしは頭を抱えたくなった。


なぜって、また疑問が増えたから。





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