愛を知らないあなたに
俺が首を傾げると、タマが更に困った顔をした。
「うーん。いいとこいってるようないってないような・・・。」
「ドキドキした自分ドンマイ。」
タマの歯切れ悪い声の後、生贄がさらりとどこか遠い目をして言った。
「どきどき・・・?」
「うわあああ!!!琥珀様!お気になさらず!
それより、りょっちゃんがなんか言ってましたよね?!ね!りょっちゃん?」
「う、うん。
またお皿のお水がなくなっちゃって・・・ボク、また、干からびちゃったんだよぉ!!!」
リョクが俺に抱きついてきた。
「干からびたって、またか?」
「うんー」
「・・・呪いのせいか?」
俺の言葉に、リョクが頷いたのが伝わってきた。
視線を送れば、タマは厳粛に頷く。
俺はつと目を細め、リョクの頭のお皿にたぷんたぷんに満ちている水を見つめた。
「リョク・・・注意を怠るな。」
「はい。」
リョクは素直に頷いた。
「うーん。いいとこいってるようないってないような・・・。」
「ドキドキした自分ドンマイ。」
タマの歯切れ悪い声の後、生贄がさらりとどこか遠い目をして言った。
「どきどき・・・?」
「うわあああ!!!琥珀様!お気になさらず!
それより、りょっちゃんがなんか言ってましたよね?!ね!りょっちゃん?」
「う、うん。
またお皿のお水がなくなっちゃって・・・ボク、また、干からびちゃったんだよぉ!!!」
リョクが俺に抱きついてきた。
「干からびたって、またか?」
「うんー」
「・・・呪いのせいか?」
俺の言葉に、リョクが頷いたのが伝わってきた。
視線を送れば、タマは厳粛に頷く。
俺はつと目を細め、リョクの頭のお皿にたぷんたぷんに満ちている水を見つめた。
「リョク・・・注意を怠るな。」
「はい。」
リョクは素直に頷いた。