愛を知らないあなたに
――ゴンッ!!!!!!
「~~~~~いったぁ!?」
真っ暗闇の中を通り抜けた後、床らしきところに頭を思いっきりぶつけた。
何コレ痛っ!!!すごい痛いんですけど!!!
涙目になりつつ起き上がれば。
「・・・・・・・・・ここどこ。」
見知らぬ殺風景な部屋の中でしたとサ♪
って、でしたとサ♪じゃないでしょあたし!!!
頭打って壊れちゃったの?!
ここどこなんだよーーーーー!!!
「っく・・・うぅっ」
叫びだそうとしたところで、呻き声が聞こえた。
見れば、仮面男がうずくまっていた。
どうやら仮面男もどこかを痛めたらしい。はっ、ざまぁ。
思いつつ、ネックレスを取り返しに近寄って―――固まった。
・・・・・・・・・え?