愛を知らないあなたに
そんなにも冷たい声なの?


そんなにも、感情が無いの?







ねぇ、どうして―――――?

















《やはり怖いもの知らずだな、娘。》


「ひゃいっ!?」



突如聞こえた声に、当然のことながらあたしは飛び上がった。




何!?なんなの!?





「って、狐さん!?

あれっ、消えたんじゃ・・・」


《反応を見せてもらおうと思っただけだ。

意外にも普通の反応だったな、娘。》


「そ、そうですか・・・。」



これは、喜ぶべきなのか?落ち込むべきなのか?

はたまた、怒るべきなのか?





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