愛を知らないあなたに
あったかい雰囲気だし、けっこう仲いいのかも。
・・・てかあたし、ナンパされてたの?
「で?今日のご要望は?
まぁ、大方、女の子を喜ばせられるものが欲しいんだろうけど。」
「大正解!まんま、そういうのくれ。
俺、その子に一目惚れしちゃったもんだから。」
「コラ!素が出てるぞ。気をつけろ。」
「あ、やべっ」
慌てて皇帝が口もとを手でおおう。
ちらっとあたしの方を見て、照れたように苦笑いした。
あ、ちょっと、可愛い・・・。
胸がキュンっとした。
皇帝って、ホントはけっこう可愛いところあるのかな?
ていうか、思ってたより子どもっぽいかも?
なんかそういうのも更にモテ要素になりそう。
おじいちゃんは、呆れてるみたいだけど。
「ハァ・・・。まったく、お前は・・・。」
「だってハクじいと喋ってると、なんか気ぃゆるむんだもん。」
「わしのせいにするんじゃない。
というかお前、とりつくろうの諦めてるだろう。」
「あぁ。別にこの子になら素、出してもいいと思って。」
「ほお。そこまで気に入ってるのか。」
「おぉ。つっても、ついさっき出会ったばっかなんだけど。」
「・・・お前の判断基準はよくわからん。」
それ、あたしも思います。
あたしは力強くおじいちゃんに、同意という名の頷きをした。
おじいちゃんは、そんなあたしを見て、思わずというようにぷっと吹き出した。
「はははっ!そこで頷くか、お嬢ちゃん。」
・・・?
「何か、おかしいですか?」
だって、確かに皇帝の判断基準はわかんないなぁって思ったんだ。
頷くのが普通じゃない?
あれ?それとも普通の人間はそんな風に考えないのか?
・・・てかあたし、ナンパされてたの?
「で?今日のご要望は?
まぁ、大方、女の子を喜ばせられるものが欲しいんだろうけど。」
「大正解!まんま、そういうのくれ。
俺、その子に一目惚れしちゃったもんだから。」
「コラ!素が出てるぞ。気をつけろ。」
「あ、やべっ」
慌てて皇帝が口もとを手でおおう。
ちらっとあたしの方を見て、照れたように苦笑いした。
あ、ちょっと、可愛い・・・。
胸がキュンっとした。
皇帝って、ホントはけっこう可愛いところあるのかな?
ていうか、思ってたより子どもっぽいかも?
なんかそういうのも更にモテ要素になりそう。
おじいちゃんは、呆れてるみたいだけど。
「ハァ・・・。まったく、お前は・・・。」
「だってハクじいと喋ってると、なんか気ぃゆるむんだもん。」
「わしのせいにするんじゃない。
というかお前、とりつくろうの諦めてるだろう。」
「あぁ。別にこの子になら素、出してもいいと思って。」
「ほお。そこまで気に入ってるのか。」
「おぉ。つっても、ついさっき出会ったばっかなんだけど。」
「・・・お前の判断基準はよくわからん。」
それ、あたしも思います。
あたしは力強くおじいちゃんに、同意という名の頷きをした。
おじいちゃんは、そんなあたしを見て、思わずというようにぷっと吹き出した。
「はははっ!そこで頷くか、お嬢ちゃん。」
・・・?
「何か、おかしいですか?」
だって、確かに皇帝の判断基準はわかんないなぁって思ったんだ。
頷くのが普通じゃない?
あれ?それとも普通の人間はそんな風に考えないのか?