愛を知らないあなたに
って、あたし、なんだその感想。


変態?変態なの?

ってか、おやじじゃない?感覚がおやじじゃない?



まだ17歳で・・・しかも女なのに・・・

感覚がおやじとかやばくないかあたし・・・。



危機感を覚えていると。



「飲まぬのか?」


鬼様がいつも通り冷たい目であたしを見ていた。




なんで2人してお酒をあたしに勧めてくるんだ・・・。



「飲みません。」


「なぜ。」


「未成年だからです。」


「そうか。人間は弱いものな。」



鬼様はあっさり頷く。


そしてまたごくごくとお酒の飲み続ける。


どうやら一升瓶を一本丸々飲み干す気みたいだ。



すごいなぁ、若いのに・・・

って、鬼だから実際はけっこう年を取っていたりするのかな?



なんて思っているうちに。


鬼様はさらっと一升瓶を飲み干してしまっていた。





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