ずっと、きみと一緒に(仮)


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放課後、私たち三人は部室へ来ていた。


私たちは『バンド部』をやっている。
って言っても、部員は三人だけなんだけどね……。


わたしとゆずは中学から一緒で、ゆずがエレキギターを持っていたのを見て羨ましかったから、わたしは親にねだってアコギを買ってもらい、ゆずに教えてもらっていた。
二人で高校生になったらバンドやろうねって約束してたんだ。


そして高校に入って、同じクラスになった蓮がドラムをやっているのを聞きつけて誘い、なんとか三人でこの部をつくったわけなんだけど……。


「さすがに、人数少なくねえ?」


蓮がダルそうにつぶやく。


「うん…やっぱりそうだよね……。」


今まで1年間、頑張って練習してきたからそれなりにできるようになった私たち。
だから2年生になったら文化祭に出ようって決めてたけど、三人だとイマイチ迫力が出ない。


……というか、単純に部として人数が少なすぎる。


わたし達がギターボーカルをするし、一応バンドは成り立ってるわけなんだけど、やっぱりもう少し人数が欲しいところ。








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