嘘つきは恋のはじまり
『...ぅっ』
耳元で甘く囁かれ、思わず体がビクッとなる
『や、やめて...っ!』
一条の胸元に手を置き、精一杯の抵抗をする
『うーわ可っ愛い~...もしかしてお前、今まで誰ともこーゆー事した事ねーの?』
『...は、離せこの変態っ!!』
きっと今の私は、顔を真っ赤にしてると思う
自分でも分かる、頬があっついの
....だって私、今まで誰とも付き合った事...ないし
仕方ないじゃん....
『あ、あとねぇ!!学校でこんな近付かないでくれない?!誰かに見られたらどーすんの!?』
『は?なんでだよ。別にいーだろ?俺の女なんだし』
『よくないっ!!皆に見られたら絶対誤解されるし....』
『別に気にしなくてい―だろ』
『気にすんの!!分かれバカ!!』
ほんと最悪!!!コイツ!!!!