嘘つきは恋のはじまり

『.....と、言う訳かな』




帰宅後.....


私はすぐさま結衣に電話をした





「は!?と、言う事は...なになに?咲菜アイツ....一条君の彼女ってワケ!?」



『別に告白した訳じゃないし!!秘密を握られて、半ば無理やりと言うか...なんというか...!』



はあ...とため息をつく




「まさか一条君に目をつけられるなんてね...で?どんな人なの??」




『マジあり得ない!!何が王子!?ふざけてる!!ただの鬼畜で変態な最低野郎!!』



息継ぎもせずに一気にそう言う私

ついつい大声になっちゃう






「落ち付いて咲菜、鼻息荒い」




はぁはぁと一人肩で息をする



『もう最悪!!あんな性格悪い奴だと思わなかったよあたし...』




「まぁ私は薄々分かってたけど...これからどうするつもり??極道バラされないように、精一杯頑張らなきゃね」



こ、こいつぅぅぅう!!!


他人事だと思ってぇぇえぇ!!!!





「ま、影ながら応援してるよ咲菜。」




『と、とほほ....』