嘘つきは恋のはじまり

『あら~ごっめんなさ~い。あんまり汚いなマネしてるんで、綺麗なお水で洗い流してあげようと思ったんですぅ~』



私はちょっとわざとらしいいい方をしながら不良達にそう言った






「な、なにしやがる!!」





『あら~ごめんなさい。やっぱり汚いままですね。お水がもったいないです~』




ちょっと可愛い感じで言ったつもりなんだけど、不良達には効いてないか。うん。仕方ない










「女のくせに俺達に喧嘩売るとか....舐めてんのか?」

「ちょっと痛い目合わなきゃ分かんねーかな?」




ニヤニヤと突如いやらしい笑みを浮かべながら、不良達はじりじりと近づいてくる


















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