♡BI・YA・KU♡


颯太の腕を掴んだまま、いきなりしゃがみ込んで
泣きじゃくる私に、オロオロしながらも
背中を擦って、ゴメンを繰り返す颯太。



「あれ、舞衣。もしかして風呂上り?」

「え。うん・・・」

「髪、濡れてる。」

「ごめん。乾かす時間も、惜しくって」

「俺の、所為だよね?ごめん」

「そうよ。颯太の所為だからね。風邪ひいたら責任、とってよね。」

「うん。そのつもりだから。」



ん?なんか噛みあってないような、合ってるような。
ま、いっか。


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