♡BI・YA・KU♡
何時にも増して、情熱的な彼。
なんだか初めて見た気がする。
違う、かも。
バスケの試合をしている時の颯太は、いつも情熱的で真っ直ぐで
最後まで諦めない。
そのときの颯太と、少し似ているかもしれない。
「舞衣、愛してる。」
「私も。颯太を愛してる。」
何度もお互いの名前を呼びながら
そして時には、彼の背中に爪を立てながら
幸せの波に身を任せて、濃厚で情熱的な一夜を過ごした。
そして、心地よい微睡の中で
彼の腕に抱かれながら、少しだけ話をしていた。