私の幼馴染は学校の先生
教室

「はい!みんな今から体育館に集まってください。」

先生の声でみんな教室を出る。
みんな、何だろう?って…

集まるのって龍ちゃんの事でしょ?
もうわかってる。

そんな事いいながら体育館に着いた。

「みなさん。おはようございます。」

「おはようございます。」

校長先生の挨拶でみんな元気よく挨拶をする。

「えー今日は以前保健の先生をされてた八雲先生に代わって、新しく保健の先生になられた早瀬先生を紹介します。
では、早瀬先生どうぞ!」

「はい!」

いよいよ龍ちゃんが全校生徒の前に現れる。

「きゃー!何?あの先生ちょーかっこいい」

ほら!もう女子がきゃーきゃー言っている」

「えー早瀬龍です。
よろしくお願いします。」

パチパチ

みんなが拍手をする。

「それでは、みなさん。今日も一日頑張りましよう。」

校長先生の話が終わり、みんな教室へ戻る。

「あの、早瀬先生ちょーかっこいい!
毎日保健室通っちゃおうかな〜」

「私も私も!」

教室に戻ると龍ちゃんの話がもちきりだった。

「龍くん、人気だね。」

「私、耐えられるかな?」

「龍くんの事?」

「うん…」

「大丈夫でしょ!」

「でも、バレたら別れようって」

「何それ!いくら龍くんでも、
それはひどすぎる!!」

「だから、バレないように、他人のふりするしかないの。学校では生徒と教師だから…」

「悠華がそれでいいならいいけど…
辛くなったら言うんだよ?
無理しちゃダメだからね」

「うん。ありがとう。凛!」

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