私の幼馴染は学校の先生
「おーい。席つけよ〜」
「あれ?何で早瀬先生が?」
クラスの一人の男子が言った。
「実はな、今井先生が急病でなしばらく担任を受け持つことになった。」
今井先生とは、ここのクラスの担任の先生。急病ってどうしたんだろう?
「でも先生、先生って保健室にいないとダメなんじゃないですか?」
確かに…
「ここの教師は人数が少ないから、残ってるのが俺しかいないんだよ。それに担任ってだけだ。」
「今井先生には悪いけど何か嬉しい」
一部の女子が龍ちゃんにそういった。
「こらっ。そんな事いわないの」
「はーい」
キンコンカーンコン
「よし。一時間目は数学だな。
頑張れよ。」
そう言って龍ちゃんは教室から出て行った。