いちごパンツのポートレート
SS裕と優子の馴れ初め
前々から気になっていた…
あんなに性格の違う父(ヒロ)と母(優子)が何処でどう出会い結婚したのか?
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当時22歳まだ大学4年生だった優子はBarで簡単なつまみや軽食を作る調理のバイトをしていた…
いつも店の調理場から出て来ることはなかったけれど…
「優子ちゃん今度の土曜日結婚式の二次会で店が貸切になったからホールの手伝いをお願いします」
「…マスター、どうしても表に出ないとダメですか?」
優子は店で接客はしないとの条件で両親からバイトを許して貰っていた
「今回だけだから、どうしても手が足りなくてね…お願い出来ないかな?」
マスターにはいつも良くして貰っている…
「優子ちゃんが接客を担当してくれたら売り上げがもっと上がるのに…」って
笑顔で冗談とも本気とも取れる事を言ってくれるけど…
両親との約束があるからと断る私に強要はしない…
店の調理場で好きに働かせてくれるマスターは本当に素敵なおじさまなのだ
それゆえにマスターのお願いを断る事は出来なかった優子