幼なじみはイジワル男子!?
トントン
…あれ?
返事がない。
…いないのかな?
その時、階段の下の放送室のドアがあいた。
「っ!?」
「…愛里…?」
うそ…
まさか…
「ケーキと飲み物…注文あったから持ってきたんだけど…」
「あぁ、俺が頼んだやつだ…」
正直、今はこの人の顔を見られない。
「…そこのドア、空いてるから入ってて。すぐ戻って来るから…」
どうしてこんな事が起こるんだろ…
まさか…
まさかここで、優斗に会うなんて…
あたしはドアをあけて、第二放送室に入った。