短編集
僕らの思い出の桜並木と、雪にこめられた意味。

知ったのは、つい最近だった、六花という名が雪の結晶の事だったなんて。

降り続ける雪。

手に乗ると、直ぐに溶ける程の粉雪。

目を閉じて彼女の冥福を祈りーゆっくりと目を開ける。





雪は、いつの間にか止んでいた。
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