潤愛
あたしと想い
無我夢中で走った。
~~♪
さっきから仕切りに鳴っている携帯
「っもしもし?!」
あまりにもしつこいからあたしは電話にでた。
「さくら?お前利麻の家分かんの?何処に向かって走ってんだよ。」
そうだ…
あたし利麻の家なんて知らない。
「…はぁ、利麻のお母さんに聞いたから。今から言うからちゃんと覚えろよ?さくらが行く頃には多分駅だろうから…」
あたしは亮平の言ってる事を一本だけ持っていたペンで腕に書いた。