潤愛
おばあちゃんは一つの部屋にあたしと利麻の布団を並べてひいてくれた。
言葉を交わす事もなく二人共布団に入った。
天井は所々タイルがはめこんであって
小さい頃はこういうの直ぐに数えたくなったなぁ
なんて思った。
天井を眺めていると急に寂しくなった。
「ねぇ利麻…そっち言っていい?…」
まだ起きてるかな?と思いながら利麻に話しかけた。
「…うん、いいよ。」
了解をもらったあたしはのそのそと利麻の布団に入る。
利麻のあったかい熱が心地いい。
ずっと
こうしていたいなぁ。
「利麻…ずっと…ずっと一緒にいてね?…」
「うん、傍にいるから。ずっと一緒にいるから。」
心地のよさにあたしはいつの間にか眠っていた。