私と君の音が重なったとき

「…え、30代前半じゃないんですか?」




本気でそう思っていたから素直にきくと



ガシッ



「お前いいやつだな!!うんうん、いいやつだ」




「はぁ…」




キーンコーンカーンコーン






「「…」」







「急ぐぞ!!」



「ひゃい!!」




大声出すからびっくりして声が裏返っちゃった…





私たちは走って教室へ向かった






廊下は走っちゃいけないんだったな…


少し罪悪感を感じながら先生の後へ続く私であった



< 5 / 42 >

この作品をシェア

pagetop