僕の熱い所を癒して
今日はテニスサークルも休み、1回家に帰って、着替えてから約束の場所へ向かった。

ヒラヒラした白いワンピース

夏らしい花柄のサンダル

カゴバック

彼の趣味は分からないけれど、私は一生懸命オシャレをした。






━夜7時

待ち合わせの時間。

彼はなかなか来ない。

5分経っても

10分経っても来ない。



待つのは平気だけど

なんか不安になる。



嫌われてるんじゃないかとか

バカじゃない?
本当に来てる!とか…



そんな妄想をしていたら、彼は息を切らしながらこっちに向かって来た。

「ごめん!!」

「……いいよ。」

「待たせてごめんね。」

その素直さに私は直ぐ許してしまった。
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