肉球で一歩 踏みしめて。【短編】

そのまま…周りを見回しながらミミは進んで行った。

気付くと、目の前に大きなトラックが一台止まっていた。


荷台には、さっきの男が持っていたのと同じかご。

さらに、たくさんの犬や猫。

どれも、とても哀しそうな瞳をしている。

ぼろぼろになったちぎれかけの首輪を着けているのもいる。きっと、捨てられたのだろう…
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