肉球で一歩 踏みしめて。【短編】
3日後…
「退院おめでとう、お兄ちゃん」
「ありがとう」
「あっ!!ミミ達が迎えに来てくれたよ♪」
ミミと兄弟達は、男の子の退院を祝うためにやって来ていた。
あの後…ミミはお母さん猫にこっぴどく怒られた…
だが、兄弟からは讃えられた。
男の子が見つかった事、褒めてもらえた事だけでミミは十分だった。
言葉は通じなくても、ミミ達と男の子は心でつながっている。
ミミはそう思った。