ぽっちゃりちゃんとイケメンくん

「俺の話聞いてた?って。まだ日も浅いし、大事にしたいからって…。で、しなかった。同じベッドで一緒に寝たけどね」

私は少し思い出してにやけてしまった。
シてないとはいえ、一夜を明かしたんだよね…?

ふふふっ。

「ほうほう。へぇー。本当に大事なんだね。先のことまで考えてる感じ、大人だわ~」

感心したようにそう言って瀬奈はウーロン茶を飲む。
私も、オレンジジュースを飲んだ。

「まっ、なにはともあれ、幸せそうでなによりだわ!」

そう言って、他にもきゃっきゃと盛り上がり、お昼ご飯も食べてから買い物に出かけたのだった。

< 190 / 314 >

この作品をシェア

pagetop