ぽっちゃりちゃんとイケメンくん

そして、片岡さんは指輪を私の左手の薬指にはめた。

光で、指輪のダイヤがきらきらと輝いている。

「あのっ…」

「んー?」

運ばれてきた料理を次々と平らげていく片岡さん。
安心したからだろうか?

でも、私は不安になりながらも言った。

「私なんかで、いいん…」

「いいんだ。ていうか、お前じゃないと無理」

私の言葉を遮って即答した。

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