ぽっちゃりちゃんとイケメンくん
ヒュ~と口笛を吹く瀬奈。
教室には、私と瀬奈と貝塚くんの三人しかいなかった。
外から心地いい風が入ってくる。
「逆?」
ずるっとこけそうになる瀬奈と貝塚くん。
「この鈍感!俺は、お前のこと大好きだって言ってんだよ!!」
怒られてからの告白。
突然すぎてよく分からない。
私、ほんと鈍感なのかも。
「えっと…え?私なの?なんで私?いっぱい、スタイルが良くて可愛くて性格いい人たちいっぱい…」