泣虫女 と 毒舌男
しつこい気がするのは気のせい?
<次の日>
私は和也くんのことを一晩中考え込んでしまった。
久しぶりに来た!! って感じ。
学校にいても、ずっとそんな感じだった。
「ね! 蜜!! 蜜菜!!! 蜜菜ってば!!!」
「おっ!! みかんじゃん!!
びっくりしたー
もう、急に脅かさないでよ!」
席に着いて回想していると、みかんが私の席を大きく叩いて私を呼んだ。
「脅かす?
何言ってんの。
あたしはね、さっきから何度も何度も蜜菜ことを呼んでたんだよ!?」
「うそっ!?」
全然気付かなかった・・・
私、どんだけ自分の世界に入ってたんだろう。
「ったく。 もう昼休みだよ!?
いつもの所に行くよっ」
ひ、昼休み~?!
時間経つの早すぎるよ~