泣虫女 と 毒舌男
 
「同じクラスの子?

それとも違うクラス?」


「ばかねぇ!! 同じクラスだったら、運命の出会いとは言わないでしょう!!」


槌田くんとみかんが盛り上がる。


こういう時、水上みたいなタイプはこの雰囲気に不適合だろうな。



「ここの学校にはいないよ」


その言葉に水上の方から負のオーラを感じたのは、気のせいだろうか。 



「どこの人?!」


槌田くん・・・みかんに劣らず私に聞いてきてる。


「学校・・・どこだろう。

聞いてないや。」


つまらない感じをしていた二人に、水上は静かに昼ご飯をしまう。



そして一瞬だが・・・私を睨んだ。


何で!? 何で私水上なんかに睨まれなきゃなんないの?


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