泣虫女 と 毒舌男
水上side
あ~.毎日コイツをからかうのはおもしれぇな。
まぁ昼休み、俺に嫌いって言ったのはちょっとキタけどな。
「何だ?おまえ、召使いのくせして俺に命令する気か?」
というと如月は持っていたカバンを、俺の腹に命中させた。
アイツのカバンは教科書をやけに多く入れてるから、結構痛い。
「命令?あんたばかじゃない?
それにそもそも何?!私達の関係。
何であんたが上なの?!どう見ても同じでしょ?!
私人を侮辱する人、本当に無理だから。
だから私に関わらないで!!」
如月は言うと、俺の反撃を恐れたのか、いつもと違う道を走っていった。
どこ行ってんだよ、アイツ。