泣虫女 と 毒舌男
蜜奈side
やっと最近、水上から解放されたと思ったのに。
今こうしてアイツに捕まってる。
めんどくさい。
早く自分の用事を済ませて、ミカンと一緒にご飯を食べたい。
せっかくここ1週間、2人で優雅に食べられてたのに.
「ここで言ってもいいのかなぁ。
いつ人が通るのかわかんねぇのにさ。
それにただで教えろって言うのか?おまえは」
仕方なく、アイツの言うことに従うことにした.
「わかった、場所を変えるよ。
何?ジュースね。わかった。じゃあ自販機の近くにある空き教室で待ってて」
水上の目を見ながら淡々と言った。
水上は上機嫌に了承した。