泣虫女 と 毒舌男

蜜奈side



やっと最近、水上から解放されたと思ったのに。




今こうしてアイツに捕まってる。




めんどくさい。



早く自分の用事を済ませて、ミカンと一緒にご飯を食べたい。




せっかくここ1週間、2人で優雅に食べられてたのに.





「ここで言ってもいいのかなぁ。



いつ人が通るのかわかんねぇのにさ。



それにただで教えろって言うのか?おまえは」





仕方なく、アイツの言うことに従うことにした.




「わかった、場所を変えるよ。



何?ジュースね。わかった。じゃあ自販機の近くにある空き教室で待ってて」




水上の目を見ながら淡々と言った。




水上は上機嫌に了承した。




< 72 / 125 >

この作品をシェア

pagetop