泣虫女 と 毒舌男
「バカ女とかいわないでよ!!
私だって必死にやってんだから」
「じゃあ俺が何から何まで、教えてあげようか?」
「え?」
水上の思わぬ言葉に、ずっと紙か教科書を見ていた目を水上の方に向けた。
すると水上とばっちり目が合ってしまった。
しかも想像していた水上との距離とは違い、意外に真横にいてビックリした。
だから即顔を反対に向けて反らした。
本当にビックリした~。
顔が自然と熱くなる。
何なんだよ、これ.
物思いにふけていると、またもや隣から吹き出す声が。
もうあてにしないことにする。
「で、どうすんだよ?」