泣虫女 と 毒舌男
困惑しながらも、私は乱暴にそれを受け取り、走り去った.
いつもと感じが違った水上に戸惑いを感じる.
でも命令されなければ、私にとっては都合のいいことだ.
別に戸惑う必要なんて無いんだ.
さぁ!!さっさと帰宅して宿題の続きをしなくっちゃ。
私がそそくさと帰路を歩いていると…
「ねぇ、そこの君.
そこにあるカマ取ってくれない?」
田んぼにいる男性に声をかけられた.
熱心に農作業をしている人だ.
私は彼の言われたとおりカマを渡そうと、荷物を下ろしカマを拾った。
「どうぞ」
「あ~ありがとう」
カッコイイ…
私は彼の顔を見て思った.