君の後ろ姿
歩いて10分くらいすると、学校が見えてきた。

すると、前から誰かが走ってきた。

こっちに向かってくる。

「…え」

「みぃぃぃづきぃぃ!!!」

「わぁぁ!!」

「うぉぉん、みづきぃ、会いたかったよぉぉ!」

小学校の頃からずっと仲良しだった親友の詩乃が抱きついてきた。

えらく朝からスキンシップが多いなぁ…

スリスリしてくる…

「詩乃…あの…時間あと五分ちょいしかないよ…?」

私がそう言うと詩乃は、

「…え?」

と驚愕した顔になった。

「いや、あの…入学式あと五分で
始まる…」

「…ぇぇぇえええ!!」

腕を引っ張られながら猛ダッシュ。

体育館の横にクラス表が貼ってある。

「ちょちょちょちょ!!詩乃、クラス表貼ってある!」

「うぉぉぉぉ!見なきゃ!!」

急いでクラス表が貼ってあるところへ行く。

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