君色に。

「もう話しになんねー帰れ。」

「言われなくてもそうするよ。」

荷物をもって階段を駆け下りた。

階段の下で、壁によりかかり腕を組んでる女の人が
ぶっさいくな顔をしてむすっとして
立っている。

「おじゃましました。」

軽く会釈をした。

…無視かよ。

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