おこずさん
…いやいや、絡みずらいからといって、一概に病人扱いはよくないぞ、自分。


そう言い聞かせ、試しにおこずさんに話しかけてみる。


あっきー「おこずさんて、おもしろいんですね?なんですか?さっきの‘ボンゴロシア連邦’て?」

おこず「あんたボンゴロシア連邦知らないの~?」


…知ってる方がおかしい。ボンゴって何?


おこず「ボンゴがさ~、一人でロシアに行った話だよ。」


あ、ボンゴって人だったんだ。
てゆうか、話?何?語り始めるの?
僕着いていけるかな?


早くも後悔し始める僕。周りは助ける様子なし。部員Aの忠告を聞いとけば良かったかも。


おこず「ボンゴはさ~やっとロシアに着いたわけだけど、残念なことに言葉が通じなかったわけ。」


やっとって、ボンゴさん今まで何してたの?


おこず「でもさ~ロシア人て根は優しいじゃん?」


いや、知らない。


おこず「だから、ボンゴの言うことを無視してほっといたわけ。」


優しくないじゃん。


おこず「そして、できたおかゆに梅干しを乗せてボンゴに上げたんだよ。」


あ、優しい。
でも、なぜおかゆ?ボンゴは日本人なの?


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