あたしはきっと君が好き
―なのになのに。
頭良さそうな子なんて一人だけ。
あたしが認めるほどに頭良さそう。

「あなた、名前は?」

その子に話しかけてみる。
女の子だからいいのだ。ショートカットに眼鏡をかけている。
まぁ、あたしの次に可愛いと思う。

「川上乃愛といいますわ。よろしく。そちらは?」

あ…この子はいいかも!お嬢様だわ。

「あたしは大野瀬美桜ってゆーのよ。よろしく


あたしたちは握手した。
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