あたしはきっと君が好き
その時、担任が入ってきた。
一斉に声が静まる。

「皆さんごきげんよう。私は江ノ島優子といいます。一年三組の担任になりました。始めに申し上げますが!」

突然、先生が大きな声を出した。

「私立ではなくとも、公立があります。つまり、あなた方を本校から退学させても行くところはあるわけです。はっきり言って、成績の延びない子は必要ありません。ですから、恋愛などもっての他。成績が延びると判断したら、あなた方を寮に入れ、素晴らしい教育を受けさせることを約束します。皆さん、寮に入れるよう、切磋琢磨をしながら頑張ってください。」
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