あたしはきっと君が好き
分からない語句を並べあげた先生は、みんなを廊下へ行くよう促した。

切磋琢磨、とか判断とか、よく分からないけれど、とにかく頑張らなくちゃいけないことがなんとなく分かった。
そして、頑張ればいいことが。
頑張らなければ悪いことがある、ということも。

あたしは複雑な気持ちで廊下に出た。

爽やかな春風が頬を撫でた。
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