最初で最後の恋を。~余命1ヶ月の少女の恋~【短編】
余命宣告。
一花side
「一花さんの命は、もう一月(ヒトツキ)持つかどうか.....そういう所まできています。」
え..........?
「せ、先生!一花を、一花を救うことは
.....もう、出来ないんですかっ!?..........。」
お、かあさん.....?
「..........残念ながら.....。それは出来ません。ては尽くしますが.....。」
..........それ、私の話をしているの?
私の命があと1ヶ月..........?
もう救うことは.....出来ない?
どういう、こと?
もう、夜の12になろうとしている頃、廊下でお母さんの泣く声が廊下一杯に響き渡っていた。