雨の日、キミに。

「はよー!」

聞きなれたその声に毎朝反応する。

「おはよ!工藤」

この大人しい私にも普通に挨拶してくれる。

今、隣にいるのになかなか顔が見れない。見る勇気が出てこない。

下ばかり見ておどおどしている。

そんな無愛想な行動をしても毎朝変わらずに笑顔で挨拶をしてくれる

木ノ原 智くん。

に私は静かな恋をしていた。

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