神の子供なんだからっ。
⊃8⊂ -2人-
*隼永と優梨
「杏、帰ろ。」
「優梨、立てる?」
「立てる。」
そういって椅子から立ち上がる。
だけどフラッとしてしまう。
「優梨、無理しないで?」
「うん……、でも帰りたいし。」
「あ、じゃあ和泉くん呼ぼうよ。」
「でも……迷惑かけたくない……。」
私がそういったその時
「迷惑……少しくらいかけろよ。」
後ろから声がした。隼永くんだ。
「なんで……いるの?」
「芳樹に聞いた。」
「芳樹くんに?」
「ああ。」
「そっか。」